Ninja trẻ

28/08/2018Nói chuyện bằng tiếng Nhật

みなさんこんにちは。

本日は日本語で説明します。

固有名詞の作り方について、文法上、「こうしてはいけない」という説明します。

「Wakai Ninja」はおかしい

例えば、若い子供向けに空手か合気道を教える教室名を「Wakai Ninja」と名付けたとします。

 

これは日本人が見ると、非常にfunnyです。

理由は次の3点です。

  • 名詞ではなく文章になっている。
  • 子どもが対象なら「若い」はおかしい。
  • 忍者や侍は空手も合気道も関係ない。

形容詞を入れると文になる

若いは形容詞です。

忍者は名詞です。

 

日本語の場合、名詞に形容詞をつけると、一つの文になってしまいます。

 

普通はサービス名、企業名、店名などは文にしません。

 

「若い忍者」は文ですので、日本人が見ると、教室名としては、非常に違和感があります。

 

ではどうすればいいかと言うと、「い」を取り除きます。

「若忍者(わかにんじゃ)」

これだけで名詞になります。

 

「赤い忍者」なら「赤忍者」。

「黒い忍者」なら「黒忍者」。

 

しかし特定のルールがあるわけではないため、今回は詳しい説明をできません。

例えば、動きの速い忍者を「速忍者」とは、普通は言いません。

その場合、形容詞をそのまま変化させるのは諦めて、似た意味の熟語と組み合わせるのが普通です。たとえば、「疾風忍者」「超速忍者」などです。

 

このように、なぜ「速忍者」とは言わないかを、論理的に説明することはできません。

「見たことがない」というだけなので、慣れるしかありません。

「見たことがない」だけなら、新しい言葉として「速忍者」を作ってしまうことも可能です。しかし、外国人が新しい言葉を作ると、日本人からは、ただの誤った用法に聞こえてしまうので、注意が必要です。

子どもが若いのは当たり前

子どもをターゲットにしている、という背景まで考えると、「若い」と明記するのは、とても違和感があります。

子どもが若いのは当たり前なので、「若い子ども」とは言いません。

これは、逆に「若くない子ども」が存在しないことからも、理解が可能です。

 

なお、子供の中で年齢を区別したいときは、「若い」ではなく、「小さい子ども」とは言います。

年上の子供を指す場合は、そのまま「年上の子供」と言ったり、「年長の子供」と言います。

 

なので、子どもがターゲットであることを表したい場合は、そのまま

  • 子ども忍者

が良いと思います。

または、子供向けサービスの場合、カタカナ英語を交えることで、表現が広がります。

  • 忍者キッズ
  • リトル忍者

などが考えられます。

忍者や侍は一つの身分

ベトナムに限らず、海外で、日本をイメージした製品に「Samurai」「Ninja」とネーミングしているのを、たまに見かけます。

 

しかし、日本人にとって忍者も侍も日本文化の象徴ではありません。

現代日本に侍はいません。ましてや忍者ではありえません。

 

日本人も、侍、忍者が日本特有という認識はあります。

しかし、もっと具体的なイメージを持っています。

そのイメージは、少なくとも、近代に成立した合気道や空手と侍・忍者は結びつきません。

侍なら剣道、忍者なら忍術(忍者の使う特別な技)やスパイ活動の訓練なら、ピッタリです。

 

侍、忍者が食べ物の名前に使われるのも見たことがあります。

侍、忍者は身分や職業を表しているので、医者や警官と同じです。
「Hủ thiếu bắc sĩ」「Bún bò cánh sát」と言っているようなものです。

 

「和風」をSamurai、Ninjaに置き換えているだけなのは、頭では理解できます。

ですが日本人には侍、忍者に対して、「和風」では説明にならない、より具体的なイメージをもっていますので、とても違和感があります。

なので、一般のベトナム人は気にする必要はないですが、日本語学習者は理解しておくと良いかもしれません。